サクソフォン界を牽引する須川展也の最新盤!ヤマハミュージックコミュニケーションズより「Masterpieces」が10/5に発売




sugawa

ヤマハミュージックコミュニケーションズより、須川展也の最新盤「Masterpieces」が10/5に発売される。


須川展也委嘱によるチック・コリア、ファジル・サイの新作と、吉松 隆「サイバーバード協奏曲」(ピアノ版)を収録。須川が世界に向けて発信する歴史的アルバムの登場!

長年に渡って数々の楽曲を気鋭の作曲家たちに委嘱してきた須川展也。

それらの中からは、吉松 隆「ファジィバード・ソナタ」・「サイバーバード協奏曲」、E.グレグソン「サクソフォン協奏曲」、M.エレビー「シナモン・コンチェルト」等、今や国際的スタンダード曲として知られる作品の数々が誕生している。

未来の新しいサクソフォンのレパートリー開拓になることを祈って、須川が熟考の末に近年委嘱をしたのは、ジャズの巨匠 “チック・コリア”、クラシック界の鬼才 “ファジル・サイ”。

ジャズ界のみならず、音楽好きなら誰もが知る巨匠チック・コリアへの委嘱作は、全て「書き譜」というクラシカルなスタイルで記されており、即興のジャズとは一味違うチック・コリアが楽しめる楽曲。

随所にチック・コリア独特のコードの響きと匂いを感じながら、須川展也の独特で味のあるサクソフォンが楽しめる、まさに「贅沢」と呼べる内容。

トルコ出身の鬼才作曲家・ピアニスト ファジル・サイによる作品は、全6楽章の組曲。

ファジル・サイ初のサックス楽曲で、作曲にあたっては須川と共にスタジオに入り、特殊奏法など確認をしたという。

その為、須川展也の魅力を余すこと無く楽しめる楽曲となった。

冒頭から広がるファジル・サイ独特の美しい旋律。テーマとなるメロディは、シンプルであるからこそ心に響く。

トルコ独特のリズムで奏でるアップテンポ曲から、重くダークでディープな第5楽章を経て、聴くものの心を一瞬にして奪う第6楽章「フィナーレ」へ。

哀愁あふれるピアノの旋律で始まる世界感は、まさにファジル・サイ・ワールド。

「サイバーバード協奏曲」は、日本を代表する作曲家の吉松 隆が、1993-94年に須川展也の委嘱を受けて作曲した原曲(オーケストラとサックス版)のピアノ・リダクション版。

作曲者本人の手によって曲の魅力が余すこと無く見事に引き出され、デュオならではの洗練された音楽として新たに楽しむ事が出来る作品となっている。

3人の巨匠たちによって新たに書かれた、まさに須川展也の“マスターピース”集とも言える本作。

クラシック、ジャズ、現代音楽といったジャンルを超越し、あらゆる音楽好きにとって必聴の1枚!


“3 Masterpieces”―なんて自分は幸せなんだろう!この曲たちを演奏できるなんて!―

このとてつもなく凄い3作品の演奏に取り組みながら、とっても自分の幸せを実感しております。

作品を紹介したい、という気持ちをはるかに超え、ひたすら無の境地に達したがごとく演奏している自分を発見したのです。

この曲たちを演奏するのが、嬉しくて、楽しくて、幸せで、ただただ曲にのめり込んでいるのです!

そう!CDのタイトル案さえまったく思い浮かばなかった程でした。

録音から少し経ち冷静になってみて、この3曲が音楽界のマスターピース(名作・最高傑作)になってほしい、との願いを込めて、「マスターピーシーズ」と名付けました。

サクソフォンのレパートリーを少しでも広げて、たくさんの方々に愛される曲が生まれれば、との想いで、30年以上の自分の演奏人生をかけて参りました。

何よりも、偉大な作曲家の皆さんに心からの感謝を申し上げます。

さらに、たくさんの方々にサポートして頂いて今まで続けてこられたことを痛感しております。

その感謝の気持ちを演奏でお伝えしたいのですが、まずは、とことんこの傑作たちにのめり込んでいる須川を聴いてくだされば嬉しいです!!

須川展也 2016年8月


詳細は以下の通り。

品番:YCCS-10059
定価:¥2,778(税抜き)
発売日:2016/10/5
メーカー:ヤマハミュージックコミュニケーションズ

演奏:須川展也(サクソフォン)、小柳美奈子(ピアノ)
録音:2016年6月22日、23日 秩父ミューズパーク・音楽堂

収録内容:

チック・コリア:アルト・サクソフォンとピアノのためのソナタ “Florida to Tokyo”
*須川展也 委嘱作品 / 2016年作曲

ファジル・サイ:組曲~アルト・サクソフォンとピアノのための Op.55
I. アレグロ
II. アンダンテ
III. プレスト
IV. “Ironic”(皮肉な)
V. アンダンティーノ、子守歌のように
VI. フィナーレ、プレスト
*須川展也 委嘱作品 / 2014年作曲
*2014年10月16日 東京オペラシティコンサートホールにて、ファジル・サイと須川展也により世界初演。

吉松 隆:サイバーバード協奏曲 Op.59 ピアノ・リダクション版
I. 彩の鳥
II. 悲の鳥
III. 風の鳥
*作曲者自身による2015年編曲版
*原曲(サックス&オーケストラ版):須川展也 委嘱作品 / 1993~94年作曲


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